プログラミング言語を習得するために、独学あるいはプログラミングスクールに通って学習する方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、あなたはどちらの学習方法が適しているのかを考えながら一緒に見ていきましょう。
独学について
まず、独学の特色について紹介していきます。
独学で教材やサイトなどといった情報収集源がたくさんあるため、自分に合った教材選びからカリキュラムまで自分で決めなくてはなりません。
また、始める際に、プログラミングを使ってどのような仕事をしたいのか、そのために何の言語を学ばないといけないのか、言語以外のスキルで学ぶべきものは何かを明確にしておかなければなりません。
これらがはっきりしていないと、何をやれば良いのか分からなくなり早々に詰まってしまいます。
そうならないよう教科書をベースとして活用しつつ、分からない内容はQAサイトで質問するほか、YouTubeで学習するスタイルが定番です。
書籍や映像媒体で基礎的な知識を身に付けてから情報の整理をするようにしましょう。
ホームページ制作やスマホアプリ制作などのゴールを決めてから教材等で情報をインプットし、それをアウトプットした後に、それにエラー等がないかどうかを確認し、検証結果を踏まえて対処方法を調べるというのがプログラミング学習サイクルです。
独学では以下のようなメリットがあります
・コストを抑えて学習することができる
・時間や場所に縛られることなく自由に学習することができる
・自分で物事を進める力を身に付けることができる
その一方で、独学のデメリットもあります
・自分だけでは解決できずに挫折しやすい
・時間がかかる
独学でプログラミング学習した人は1日平均学習時間が3時間30分で平均学習期間は18.3カ月と言われています。
さらに、実用的なアプリを作れるようになるまでの時間は約300時間、電卓は約12時間、ToDoアプリは約24~36時間、Web掲示板は約240時間とされています。
スクール通学について
つぎに、スクール通学についてです。通学型は、独学と異なり講師から直接教わります。
基本的に決められた時間割やカリキュラムに沿って学習しますが、スクールによっては生徒側の都合に合わせた調整も可能です。
スクールでは、オンライン型の授業も実施しており、ネットワークを介してプログラミングを学習することができます。
通学では以下のようなメリットがあります
・効率よく学習することができる
・講師のサポートがある
・独学より短期間でスキルを身に付けることができる
・同じような目標を持った仲間がいることでモチベーションを維持しやすい
その一方で、デメリットもあります
・費用がかかる
・通学時間あるいは作業時間など、まとまった時間を確保する必要がある
・一斉に複数人で受講する際に、授業の進歩に差が生じる可能性がある
スクールに通った人だと平均学習期間が3カ月と短い期間で学習することができます。
これらを踏まえ、独学と通学に向いている人は以下のようになります
・独学が向いている人
①粘り強さがある人
②集中力がある人
③1人でいるのが好きな人
・通学が向いている人
①パソコンの経験が少ない人
②コストより学習進度を重視する人
③人と関わることが好きな人
このように、独学でもスクール通学でもプログラミングは学習することは可能です。独学でやるのであれば、小さな目標をクリアしていき、モチベーション維持を務めることが継続して学習していくために必要なことかもしれませんね。スクール通学が難しい方は、オンラインで学習するなど工夫すれば講師に教わりながら学習できます。どちらにせよ、学習する意欲が必要不可欠と言っていいでしょう。
自分にはどちらの学習方法が適しているのかをしっかりと理解してから、プログラミング学習をしていきましょう。